腐印 -fujirushi- 

今日もBL読んでます

BLはどこにでも潜んでいる <聴き屋の芸術学部祭;市井豊>

 

 いつもと違って、えらい地味な表紙ですけれど、小説の表紙ってこれが普通でしたね。

ピンクピンクしていたり、

密着が過ぎるぞ! みたいなのだったり、

ほぼ裸だろうが! みたいなのだったり、

それすでに入ってんだろ! みたいなのだったり、

そういうのが当たり前のBL小説の表紙に慣れていると、地味に見えるんでしょう。

地味とかヒドイこと言ってますけど、スカイエマさんのイラストがステキです。

 

 

これは、ミステリーです。

主人公は大学生なんですけれど、『聴き屋』なるものをやっています。

聴き屋って言うのは、そのままの意味なんですけれど、『なんでもお話聴きますよ』というもの。

 

たまに、なんかコイツには悩みとか不安とかをペラペラ話しちゃうなぁ、という人いるじゃないですか?

そういうもともと持っている聴き屋体質を生かして、主人公はいろんな人の話を聴いてあげてます。

 

いろんな話を聴いていると、いろんな謎にも出会うわけで、そういう日常の謎を解いていくという日常系ミステリーになってます。

 

それのどこがBLなんだ、けっ、ふざけんなっ、帰れっ、みたいに思うかもしれませんが、まぁ落ち着きなさい。←お前が落ち着け

 

この主人公は、かなりいい人というか、ほんわかしてるというか、ふわっとしてるんですよ。

そんな彼の友達が、かなり個性的な男でして。

 

めちゃくちゃ男らしくて、突飛で、人の視線なんか全く気にせずに我が道を行くタイプ。

そしてそこに、ふわふわした主人公を全力でズルズル引っ張っていく感じなんです。

主人公は主人公で、もう仕方ないなぁ、って言いながらも付いていく。

 

その関係性がもうっ!! ←すでにモダエている

 

そして、そんな彼らの関係性に目をつけている女の子(もちろん腐女子)も登場します。

この子がまたね、グヘグヘ言いながら2人を観察したり、BLへの愛を爆語りしたり。

 

いい仕事しよる!!

 

友達になって欲しいぐらいです。

 

ミステリーとして面白い上に、ニアBLとしても楽しめるので、ホントに好きな小説です!!

これ、続編も出てるんですけれど……

 

 こっちは、BL臭はあんまりないんですよねぇ。

まぁ、BLじゃないから当たり前なんですけれども……

 

期待しちゃうじゃないかっ!

 

個性的な彼もあんまり出てこないのが、寂しいところ。

もっとシリーズ化して、どんどん続編読みたいんですけれど、なかなか出てくれません。

また、あの彼が登場して、ついでに腐女子も再登場して、グヘグヘ言う展開になってくれたらうれしいなぁと期待しつつ続編の発売を待ちたいと思います。