腐印 -fujirushi- 

今日もBL読んでます

あかん、これ大泣きするやつ!<水に眠る恋;可南さらさ>

 

水に眠る恋 (幻冬舎ルチル文庫L)

水に眠る恋 (幻冬舎ルチル文庫L)

 

 さて今日はどれを読もうかな、と積ん読棚を漁るというところから読書タイムが始まるんですが。

小説の場合、裏のあらすじを読んで、だいたいは決めます。

コメディっぽいのが読みたいなとか、切ないの読みたいなとか、その時の気分に合いそうなものを選ぶのが基本。

あとは、イラストで選ぶ時もあります。

 

で、ハラハラするけれどハッピーエンドになりそうなものを読みたい気分の時に、これを選んだんです。

そしたら、想像以上にハラハラしっ放し!←想像以上すぎて焦る

おまけに、切なすぎて号泣。

全部読み終わった後は、安堵のため息がでました。

よかった!幸せになってよかった!!←心の底からの叫び

 

高校の同級生だった受けと攻めが、9年ぶりに再会するところから始まります。

攻めは医者に、受けは空調設備の会社員になってます。

高校時代のほんの少しの間、2人は急速に接近し、惹かれあっていたのに、離れることになります。受けが姿を消す、という裏切りによって。

 

高校時代、ボンボンの攻めには仲のいい友達なんてのはいない上、医者の家系ということもあって、親からは医者になるのが当然という教育をされ、かなり息苦しい生活をしていたんです。

そんな中、ひょんなことから受けと話すようになり、一緒に過ごすことが楽しくなるんですねぇ。

受けくんも、その気持ちは同じで。お互い惹かれ合っていきます。

攻めにとっては、唯一、心を許せる人となって、将来のことまで考えていたのに・・・

受けくん、消えちゃう!!

そりゃあその時の絶望感はすごかっただろうなぁ。

悲しくなって、それが憎しみに変わって。

そして9年後の再会。

攻め、まだ怒ってます。とっても。

復讐しちゃう。←そんな軽いノリじゃない

 

もう、受けくんがいじらしくて泣ける。

お互い思い合っているというのに、すれ違いが重なって、全然うまくいかないの!

もちろん、攻めの前から好きで姿を消したわけではないし、しょうがなかったんだけど、決して言い訳をしないんですよ。

それが逆に、余計なすれ違いを起こしてしまう。

あーーーー違うのよ! そうじゃないのよ! って受けに代わって攻めに盛大な言い訳をしてやりたくなります。

 

やっとお互いのすれ違いに気づき、ちゃんと思いを言葉で伝えて、気持ちが一つになっても、まだまだ問題はあるのですねぇ。

攻めの前から消えなくちゃいけなくなった原因でもある、受けくんの家族。

これがなかなかネックです。

家族を捨てて自分だけ幸せになってもいいのか? それで本当に幸せといえるのか?

責任感があって、優しい受けくんですから、そう簡単には答えが出ません。

でも、それを丸ごと受け止め、『待ってるから』と言ってくれた攻め。

ここがねぇ、カッコよかった!!

あんた、復讐とかしてたのに成長したな!!と、親戚のおばさんみたいな気持ちになりました。

 

そんな受けくんが出した答えは?

 

あーもう、泣けました。

2人の長い長い恋を、すぐそばで見ていたかのような気分です。

可南さらささんは結構読んだことあるけれど、これが一番好きです!!

ぜひとも読んで欲しい!!